久し振りにLinuxをインストールしたら「あれどうするんだっけ?」があったので、最初に何をするのか自分用に手順を残しておこうと思い立ちました。なおLinuxMint19.03です。なんやかんやで使いやすいのでMintお気に入り。
ホームフォルダの英語化
思えば少し前まで「Linux入れたら最初に日本語入力できるようにする」だったのに、今はインストールした時点で日本語入力ができるようになっています。楽ちん。
どんどん進化していくLinux(代償としてファイルサイズが肥大化している)は、もうマウス操作だけでも全然問題なく使えますが、やっぱりCUI操作のほうが楽で早いので勝手に日本語化されているホームフォルダ(デスクトップ・ドキュメント・ダウンロード等)を英語に戻します。
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
フォルダ内にファイルやディレクトリなどが残っていると、日本語フォルダと英語フォルダがだぶってしまうので、最初のうちにやっておくべき。
ソフトウェアソースを変更
ソフトウェアソースを通信速度が速いところに変更します。まぁ大体の場合は日本でしょう。
ソースを変更したところで、ソースを最新版にアップデートしておきます。
sudo apt update && apt upgrade
よく使うコマンドはシンボリックリンクにしておく
コマンド操作しない方には不要な話ですが、そんな人は少ないでしょう(と思っている)。
たとえばターミナルに「firefox」 と入力するとfirefoxブラウザが起動します。しかし、ダウンロードしたアプリケーションやapt でインストールしたソフトウェアの中にはターミナルから起動できないものもあります。
ファイルのパスを丸暗記するという手もありますが、大変なので /usr/local/bin にシンボリックリンク(ショートカットみたいなもの)を通します。
例として、apt経由でインストールしたテキストエディタのsublime text の場合、/opt/sublime_text/sublime_text に実行ファイルが作られるので、コマンドラインで起動するのは大変ですが、
$ ln -s /opt/sublime_text/sublime_text /usr/local/bin/sublime
のようにパスを通してやることで、「sublime」とコマンドを打てばsublime_textが起動します。
ディレクトリやファイル表示に使うlsコマンドで -l オプション(= long )つけると詳細表示ができます。シンボリックリンクがちゃんと通っているか確認。
$ cd /usr/local/bin
$ ls sublime -l
〜 9月 3 00:01 sublime -> /opt/sublime_text_3/sublime_text
今ではVSCodeに乗り換えてしまいましたがsublime_textも便利で楽しいです。ちなみにVSCodeはLinuxMint19の場合プリインストールされているので「code」とコマンド入力で起動。
preload入れて快適化をもくろむ
sudo apt install preload -y
よく使うアプリケーションを学習させることで、空いたメモリで先読みを行ってくれるようになります。
rubyとかnode.jsとかインストール
これらは誰もが必要というわけではないと思いますが、私は必要なので。
$ sudo apt update // なにか追加するときは必ずアップデートしてから
$ sudo apt install ruby ruby-sass -y
aptでインストールできるrubyは1つ前のバージョンになるので、rbenv(rubyのバージョン管理ツール)などを使用してgithub経由でインストールした方が最新バージョンを利用できます。rbenvを利用したインストール手順はこちら(「githubからrubyをインストールする」)
nodeもaptでは古いバージョンになるので、バージョン管理ツールでインストールします。
参考:「node.jsとnpmをインストールし、nでバージョン管理」
backupを設定しておく
クラウドに自動保存する。シェルスクリプト書いてcronまわす。なんかアプリ使う。方法は何でも良いと思いますが、不慮の事故でデータ損失しないようにバックアップを自動化します。
私はTimeShiftにおまかせ。RAM1GB〜2GBとかだと作業に支障きたす場合もあり。
不要なファイル掃除
sudo apt autoremove
使い始めは一気にいろいろインストールすると思いますが、徐々に不要なファイルやらがたまってくるのでautoremoveで掃除。
これぐらいですかね。最近はほとんど最初から入っているので意外と少なかったです。もちろんPC使用目的は人によって違うので、あくまでも私基準です。